フランチャイズ加盟前 ①契約書の確認

※「フランチャイズ」=「FC」と記載しています。
「このFC本部に加盟したい」と思える候補が見つかったら、いよいよ契約に向けた具体的なステップに進みます。
一般的なFC加盟契約までの流れは、次のようになります。
① 本部への問い合わせ
FC加盟を検討する人が、メールや電話で本部に問い合わせます。
② 初回面談
本部からの返信を受け、面談の日程を決定します。対面またはオンラインで事業内容や加盟条件などの説明を受けます。
③ 実店舗の見学
実際の店舗を訪問し、店舗の雰囲気や運営状況を確認します。
④ 2回目の面談
契約内容や加盟金、その他の諸費用などについて、より詳しい説明を受けます。
⑤ 契約書への署名
双方が契約内容に合意したら、契約書への署名を行います。
⑥ 加盟金の入金・契約成立
通常は、署名後1週間以内など、定められた期限までに加盟金を入金し、正式にFC加盟契約が成立します。
このように、初回の問い合わせから契約まで、面談や実店舗の見学などを通じて、複数回のやり取りを重ねるのが一般的です。
契約書を持ち帰って検討する
契約を急がないことも重要です。
契約書を提示されたら、その場ですぐに署名するのではなく、一度持ち帰って内容をじっくり確認しましょう。
特に、契約期間や加盟金、ロイヤリティ、途中解約の条件、違約金、更新条件など、契約後の負担やリスクに関わる部分は慎重に確認する必要があります。
可能であれば家族や信頼できる人にも内容を確認してもらい、疑問点があれば本部に質問したうえで、納得してから署名することが大切です。

融資条件と契約の関係
開業資金を日本政策金融公庫などの金融機関から借り入れる場合、融資審査の際にFC加盟契約書の提出を求められることがあります。
そのため、融資の審査前にFC加盟契約を結ばなければならないケースもあります。
この点に不安を感じる場合は、契約書に「融資が不成立となった場合は、本契約を無効とする」といった特約を盛り込めるか、本部に相談してみるのもひとつの方法です。
ただし、具体的な契約条件や融資の扱いは本部や金融機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
契約内容を理解してから加盟する
FC加盟契約は、これから始める事業の土台となる重要な契約です。
「早く出店したい」という気持ちが先行すると、契約内容の確認が不十分になってしまうことがあります。
しかし、契約後に「知らなかった」「こんな条件だとは思わなかった」とならないためにも、契約書は時間をかけて確認することが大切です。
知り合いに弁護士がいれば契約書を確認してもらうのがよいでしょう。
疑問や不安を残したまま契約するのではなく、納得できるまで本部に確認する。
それが、安心してFC加盟をスタートするための第一歩です。
宮嵜太郎