フランチャイズ本部選び ⑤終わり方も考える

※「フランチャイズ」=「FC」と記載しています。
「このFCなら成功できそう。」
そう感じると、多くの人は加盟後の成功ばかりをイメージしがちです。
もちろん、前向きな気持ちで事業に挑戦することは大切です。しかし、契約を結ぶ前だからこそ、「もし思うようにいかなかったらどうするか」という視点も持っておく必要があります。
FC加盟は長期的な契約です。成功だけでなく、万が一の撤退まで想定しておくことが、後悔しないFC選びにつながります。
撤退も見据えた契約内容の確認
どれだけ魅力的なFC本部でも、成功が保証されているわけではありません。
私自身もFC業界に携わっていますが、経験豊富なオーナーでもすべてが成功するわけではありません。初めてFCに挑戦する場合は、なおさら思いどおりにいかない可能性も考えておくべきでしょう。
もし赤字が続き、このまま事業を続けても改善が見込めないと判断した場合は、早めに撤退を決断することも経営者として重要な選択です。
だからこそ、加盟前には「辞めるとき」の条件まで確認しておく必要があります。
契約期間と違約金の確認
FC加盟契約には、多くの場合、契約期間が設定されています。
そして契約期間中に加盟店側から解約する場合は、違約金が発生するケースがあります。
例えば、大手コンビニチェーンでは10年間の契約期間が設けられており、途中解約には違約金が発生することが契約書に明記されています。
一例として、次のような条件が設定されているケースがあります。
- 開業から5年未満で解約した場合:ロイヤリティ月額平均の8か月分
- 開業から5年以上経過して解約した場合:ロイヤリティ月額平均の4か月分
契約内容はFC本部によって異なるため、事前に必ず確認しておきましょう。

契約前に確認したいポイント
FC加盟を検討するときは、加盟金やロイヤリティ、収益性だけでなく、次の3点も必ずチェックしておくことをおすすめします。
- 契約期間は何年間か
- 契約はいつから開始されるのか
- 途中解約した場合に違約金は発生するのか
これらを契約前に理解しておけば、万が一撤退を検討することになっても、慌てずに判断できます。
「始め方」だけでなく「終わり方」も考える
FC加盟では、「どう始めるか」に意識が向きがちですが、本当に大切なのは「どう終えるか」まで想定して契約することです。
万が一、事業が思うようにいかなかった場合でも、契約内容を理解したうえで加盟していれば、冷静に次の判断ができます。
成功を目指すことはもちろん大切ですが、その一方で、撤退時の条件まで確認しておくことも、賢いFC加盟オーナーになるための重要なポイントです。
宮嵜太郎