FCは『怪しい』?

※「フランチャイズ」=「FC」と記載しています。
「FCって怪しくないの?」
「FCって、なんとなく怪しい気がする…」
そんな印象を持っている方も少なくありません。
不動産投資や暗号資産(暗号通貨)などでよく耳にする「うまい話には裏がある」というイメージと重なり、警戒してしまう方もいるでしょう。
実は、その警戒心は決して悪いことではありません。大切なお金や将来に関わることだからこそ、慎重になるのは自然なことです。
では実際に、FC業界はどのような状況なのでしょうか。

FC本部は「玉石混交」
2022年に日本フランチャイズチェーン協会が公表した調査によると、国内には1,282社のFC本部があり、加盟店舗数は約24万9,000店にのぼります。
ただし、この数字は協会に加盟しているFC本部のみを対象としたものです。
実際には協会に加盟していない本部も数多く存在するため、業界全体の正確な実態を把握することは簡単ではありません。
その理由のひとつが、FC本部を立ち上げるために特別な資格や行政の許可が必要ないことです。
極端な話をすれば、ラーメン店の運営が未経験の人が「今日から○○ラーメンFC本部を始めます」と宣言し、加盟店の募集を始めること自体は法律上可能です。
そのため、全国で新しいFC本部が次々と誕生しており、実績や運営体制はFC本部によって大きく異なります。
まさに「玉石混交」の状態だといえるでしょう。
実際に起きているトラブル
もちろん、多くのFC本部は加盟店とともに成長を目指して誠実に運営しています。
一方で、次のような問題が報告されているのも事実です。
- まだ1店舗も開業していないのに「チェーン店」として募集している
- 加盟金だけを集め、十分なサポートを行わない詐欺的な運営をしている
こうしたケースでは、加盟者が損害賠償を求めて裁判になることも少なくありません。
もちろん、実績が少ないFC本部だからといって、すべてが悪質というわけではありません。
しかし、経営実績や契約内容、サポート体制などの情報が十分に開示されていない場合は注意が必要です。
まとめ
FCへの加盟を検討する際は、「知名度」や「儲かりそう」という印象だけで判断せず、公開されている情報や実績をしっかり確認し、本当に信頼できる本部かどうかを見極めることが重要です。